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UKCA認証 FAQ

英国市場向け適合評価・マーキング対応の実務ガイド

UKCA制度は製品分野ごとに要求が異なります。最終判断は、製品仕様・用途・販売地域・適用英国規則に基づいて行う必要があります。

■ 基本事項

Q1. UKCAとは何ですか?
UKCAは “UK Conformity Assessed” の略で、英国GB市場向けに製品が英国規則に適合していることを示すマーキングです。
Q2. UKCAはどの地域で使われますか?
主にGreat Britain、つまりイングランド、スコットランド、ウェールズ向けです。北アイルランドでは別制度・別表示が関係します。
Q3. UKCAとCEマーキングの違いは何ですか?
CEはEU市場向け、UKCAは英国GB市場向けです。要求内容が似ていても、法令名、宣言書、認証機関、表示ルールは異なります。
Q4. UKCAは認証ですか、それともマーキングですか?
UKCAはマーキング制度です。製品により自己宣言で対応できる場合と、英国Approved Bodyによる第三者評価が必要な場合があります。
Q5. CEマーキングがあればUKCAは不要ですか?
一部製品ではCEマーキングの継続使用が認められる場合があります。ただし、製品分野ごとの英国規則を必ず確認する必要があります。

■ 対象製品

Q6. どの製品がUKCA対象になりますか?
機械、電気・電子機器、無線機器、圧力機器、PPE、防爆機器、玩具、計量器などが対象になり得ます。
Q7. 産業機械はUKCA対象ですか?
はい。英国GB市場に産業機械を上市する場合、機械安全規則に基づく適合評価、技術文書、適合宣言書、マーキング確認が必要です。
Q8. 電気製品はUKCA対象ですか?
はい。低電圧、安全、EMC、RoHS、無線機能などの観点から、該当する英国規則を確認します。
Q9. 無線機器はUKCA対象ですか?
はい。無線機器規則、安全、EMC、周波数利用条件などを確認する必要があります。
Q10. 防爆機器はUKCA対象ですか?
はい。爆発性雰囲気で使用される機器はUKEX制度の対象となり、第三者評価が必要になる場合が多くあります。
Q11. PPEはUKCA対象ですか?
はい。保護手袋、安全靴、ヘルメット、呼吸保護具、防護服などはPPE規則の対象となる可能性があります。
Q12. 玩具はUKCA対象ですか?
はい。玩具は安全性、化学物質、表示、警告文などの要求事項を確認する必要があります。
Q13. 医療機器は一般UKCAと同じですか?
医療機器はUK MDR、MHRA、UK Responsible Personなどの個別要求が関係するため、一般工業製品とは別に確認が必要です。
Q14. 建設製品はUKCA対象ですか?
建設製品は個別制度があり、指定規格、評価方式、認証機関の要否を確認する必要があります。
Q15. 部品やコンポーネントもUKCAが必要ですか?
単体製品として販売される場合、安全機能を持つ場合、または特定規則の対象となる場合はUKCA対応が必要になる可能性があります。

■ CEマーキングとの関係

Q16. EU向けCE技術文書をUKCAに流用できますか?
多くの場合、基本構成は流用できます。ただし、英国規則名、英国指定規格、UK Declaration of Conformityへの修正が必要です。
Q17. CE適合宣言書をそのまま使えますか?
通常はUK Declaration of Conformityを別途作成します。CE DoCをそのまま使うのではなく、英国規則に合わせて作成します。
Q18. CEとUKCAを同じ製品に表示できますか?
両制度の要求事項を満たしていれば、CEマークとUKCAマークを併記できます。
Q19. EU Notified Bodyの証明書はUKCAに使えますか?
第三者評価が必要なUKCA対象製品では、原則として英国Approved Bodyの関与が必要です。経過措置や例外は製品分野ごとに確認します。
Q20. EU整合規格と英国指定規格は同じですか?
類似している場合が多いですが、英国ではDesignated Standardsを確認する必要があります。

■ 適合評価・認証機関

Q21. UKCAは必ず第三者認証が必要ですか?
いいえ。製品分野により、自己宣言で可能な場合と、Approved Bodyによる第三者評価が必要な場合があります。
Q22. Approved Bodyとは何ですか?
英国政府に認められた適合評価機関です。UKCAにおいて第三者評価が必要な製品で関与します。
Q23. UK Approved Bodyはどのように探しますか?
英国政府の認証機関データベース等で、対象規則・対象製品に対応している機関を確認します。
Q24. 試験は英国で行う必要がありますか?
必ずしも全て英国試験が必要とは限りません。ただし、第三者評価が必要な場合はApproved Bodyの判断に従います。
Q25. UKCA証明書は必ず発行されますか?
いいえ。自己宣言型の製品では証明書ではなく、技術文書とUK Declaration of Conformityが中心になります。

■ 技術文書

Q26. UKCAで必要な技術文書は何ですか?
製品仕様、設計図、回路図、部品表、リスクアセスメント、適用規格リスト、試験報告書、取扱説明書、ラベル図などです。
Q27. 技術文書は英語で必要ですか?
英国当局や認証機関が確認できるよう、英語で整備することが実務上望ましいです。
Q28. 技術文書の保管期間は?
多くの製品分野では、上市後10年間の保管が一般的に求められます。個別規則を確認してください。
Q29. リスクアセスメントは必要ですか?
はい。特に機械、電気製品、防爆機器、PPEでは、危険源、リスク低減策、残留リスクを記録することが重要です。
Q30. EU向け試験レポートを使えますか?
技術的に同等の規格で試験されている場合、参考資料として利用できる可能性があります。ただし英国規則との整合確認が必要です。

■ UK Declaration of Conformity

Q31. UK Declaration of Conformityとは何ですか?
製造者が製品の英国規則への適合を宣言する文書です。UKCA対応で最も重要な法的文書の一つです。
Q32. UK DoCには何を記載しますか?
製造者名、住所、製品名、型式、適用英国規則、指定規格、署名者、発行日、必要に応じてApproved Body情報を記載します。
Q33. UK DoCとEU DoCは別々に作るべきですか?
はい。英国規則とEU指令・規則は法令名が異なるため、別文書として作成することが実務上望ましいです。
Q34. 輸入者がUK DoCを発行できますか?
通常は製造者が発行します。ただし、輸入者が自社ブランドで販売する場合など、製造者責任を負う場合があります。
Q35. 電子署名は使えますか?
実務上は電子署名を使用するケースもあります。署名者名、役職、発行日、責任範囲を明確にします。

■ 表示・ラベル

Q36. UKCAマークはどこに表示しますか?
原則として製品本体に表示します。困難な場合は包装、ラベル、取扱説明書等への表示が認められる場合があります。
Q37. UKCAマークのサイズ要件はありますか?
視認性、判読性、耐久性が必要であり、定められた比率を維持する必要があります。
Q38. UKCAマークを自由に加工できますか?
できません。形状・比率を維持し、誤認を招く表示を避ける必要があります。
Q39. 英国輸入者名の表示は必要ですか?
製品分野によっては、英国輸入者情報の表示が必要です。製造者情報とあわせて確認します。
Q40. 取扱説明書は英語が必要ですか?
英国市場向けには、安全情報、警告、使用方法を英語で提供することが重要です。

■ 事業者責任

Q41. 製造者の責任は何ですか?
設計、適合評価、技術文書作成、UK DoC発行、マーキング表示、継続的な適合性確保に責任を負います。
Q42. 英国輸入者の責任は何ですか?
製品が適合していること、必要文書・表示があること、製造者情報が確認できることを確認する責任があります。
Q43. 販売代理店の責任は何ですか?
不適合が疑われる製品を流通させないこと、必要表示や文書の有無を確認することが求められます。
Q44. 日本メーカーが英国へ直接販売する場合は?
日本メーカーが製造者責任を負い、英国側の輸入者または販売者と文書・表示・責任分担を整理する必要があります。
Q45. OEM製品では誰が責任を負いますか?
自社ブランドで販売する企業が製造者とみなされる場合があります。契約で責任範囲を明確にする必要があります。

■ 実務上の注意点

Q46. UKCA対応の最初のステップは?
製品仕様、用途、販売地域、該当規則、適用規格、第三者評価の要否を確認します。
Q47. よくある不備は何ですか?
法令名の誤記、CE文書の単純流用、リスクアセスメント不足、試験レポート不足、輸入者表示漏れなどです。
Q48. UKCAとRoHSは関係ありますか?
電気・電子機器では英国RoHS規則への適合確認が必要になる場合があります。
Q49. UKCAマークを付ければEUでも販売できますか?
いいえ。EU市場ではCEマーキングが必要です。UKCAのみではEU市場向けの適合表示にはなりません。
Q50. コンサルティング会社に依頼するメリットは?
該当規則判定、技術文書整備、試験計画、DoC作成、表示確認、認証機関対応を一括して整理できる点です。